2019年6月5日水曜日

身体検査の合格基準について


身長 
体重 (身長と均衡を保っているもの 細かい合格基準は採用案内に載っています)

男性:155㎝以上 (BMI 約18~約28)
女性:150㎝以上 (BMI 約18~約26)

肺活量

3,000㏄以上のもの 2,400㏄以上のもの

視力

両側とも裸眼視力が0.6以上、裸眼視力が0.1以上で矯正視力が0.8以上又は裸眼視力が0.1未満であって矯正視 力がプラスマイナス8.0ジオプトリーを超えない範囲の屈折度のレンズによって0.8以上であるもの

色覚

色盲又は強度の色弱でないもの

聴力

正常なもの

多数のう歯又は欠損歯(治療を完了したものを除く。)のないもの

その他

血液検査 尿検査 胸部X線検査 等



普通、会社勤めをしていれば、毎年健康診断がありますし、国保に加入していても健康診断があります。
しかし、そういう健康診断には肺活量の測定がありません。私が身体検査の時に気にしていたのが、歯科と肺活量測定でした。

歯科はどうにか合格、残りの心配は肺活量測定でしたが、東京の場合、肺活量の測定がありませんでした。

視力の欄にある、このプラスマイナス8.0ジオプトリ―って何だろうと思い、Zoffの店員さんに聞いてみたところ、「よっぽど分厚いレンズじゃなければ大丈夫ですよ」という、わりとゆるい返答でした。心配な人は眼鏡屋さんで聞いてみるといいと思います。

精神的な病気についてはかなり厳しい印象を受けました医師との問診だけでなく、事前に記入する問診票、適性検査によって精神的に問題がないかというのを調べられます。自衛隊では団体行動が多いので、普通の組織よりも厳しいのかな、思います。

意向書の提出期限から一週間経ちましたが、いまだに辞令交付式の案内や、訓練日程などについての書類が届きません。皆さんのところには届きましたか?色々そろえるものもあると思うので、早く書類が届けばいいなと思っています。

2019年6月4日火曜日

予備自衛官補 試験当日の服装について


試験当日の服装について

予備自衛官補技能公募の場合、ほとんどの人が職業経験があるためか、ほとんどすべての受験者がスーツを着ていました。私の隣に座っていた人は男性で唯一の私服でした。

女性は男性と比較して、スーツ率はほんの少し下がりますが、それでも八割くらいの人がスーツを着用していました。女性でスーツを着ていない人でも、シャツとスカート、ワンピースとカーディガンなどのきれいめ通勤服といった雰囲気の服装でした。

他の方の体験談によると、B系ファッションの受験者は不合格だったそうなので、常識的な服装で臨むのが良いと思います。Tシャツやジーンズなど、試験の時は楽かもしれませんが、試験日も一日だけなので冒険は避けた方が無難です。

靴について

試験は室内で行われ、玄関で靴からスリッパに履き替えるために、靴はあまり重要ではないと思います。
しかし、面接、身体検査で建物の外に出る際に、スリッパから靴へ履き替えなくてはならないため、あまり脱いだり履いたりするのが難しい靴は避けた方が良いでしょう。

試験日の髪型について

私は試験の前から、面接練習や小論文の添削などで地本にサポートしていただいていました。その時の担当官の方によると、髪型は清潔感があり、前髪は垂れ下ったりしない方が良い、とのことでした。
髪型は合否にあまり作用はしないものの、もしほとんど能力の同じ人がいたならば、みだしなみがきちんとしている方を合格させるだろう、との話でした。

女性で髪の毛の長い人はきちん髪をゴムなどで結んでいった方が良いでしょう。私は前髪が垂れ下らないようにをワックスで固めていきました。


メイクについて

女性の合格者のうち約半分が衛生、残りが語学でした。衛生というのは医師、薬剤師、看護師などの医療関係の技能の受験者なので、ナチュラルメイクか、メイクをしていない人が多かったです。派手なメイクをしていくと悪目立ちしますので、顔色がよく見える程度のメイクをしていくのが無難だと思います。

一般企業の入社試験と違い、個性的であるかというのはあまり重視されないのではないかと考えています。
面接試験では「集団行動はできるか、スポーツなどのチームに属したことがあるか」など、集団として活動することを前提の質問があります。

試験では尖った感じを出さず、健康的でやる気のある雰囲気を出せるようにするのが得策なのではないかと思います。


次回は身体検査の合格基準について触れていきたいと思います。

2019年6月2日日曜日

予備自衛官補(技能) の身体検査について


いよいよ身体検査

身体検査は、試験会場とは別の建物にある駐屯地内の病院で行いました。マイクロバスで病院まで移動し、別室で着替えを行います。このとき、貴重品袋を携行します。

私が一番気にしていたのが、歯の治療跡の多さでした。昔は離乳食の口移しなどが当たり前だったため、私も虫歯が多く、子供のころから歯医者に通っていたためにインプラントまであります。そのほかの健康状態は割とまともなのですが、歯科だけは自信がありませんでした。

身体検査の内容は
  • 関節の可動域検査 (腕を大きく回したり、片足で立ち足をぶらぶらさせたりなど)
  • 身長、体重
  • 皮膚病検査
  • レントゲン
  • 視力、色覚
  • 聴力
  • 歯科
  • 尿検査
  • 医師による問診がありました。

少し気になっていた血液検査と肺活量測定はありませんでした

視力検査は眼鏡屋などで行うように、機械を使用するものではなく、学校などで行うように片目を隠して遠くの検査票の内容を答えるというものでした。

色覚検査は小さな丸でかかれた数字を答えます。
(画像は私が作ったので検査には使えません。)

歯科検診は、治療が終わっているものに関しては問題がありませんでした。歯茎が下がっているとか、治療した歯が多いというのは不適格にならないようなので安心しました。

医師による問診は問診票に書いたことを再度確かめられるようなものでした。気を失ったことはないか、精神的なことで医師に相談したことはないか、倒れたことはないかなどというものでした。

後は、シャツをめくって前と後ろの皮膚を見せるタトゥーの検査でおしまいです。募集案内にもある通り、あるとアウトです。若いころ気の迷いで入れたいと思ったこともありますが、その時入れていなくて本当に良かったと心から思いました。

少し心配な尿検査

試験前日、緊張を和らげるため、何を血迷ったかワインをコップ一杯飲んでしまいました。飲んだ後に「しまった」と思いましたが、飲んでしまったものは仕方がありません。水を大量に飲んでアルコールが分解されるのを祈りました。

また、試験当日に視力の心配があったのと、寝不足で胃の調子が少し悪かったというのがあって、ブルーベリーやルテインのサプリを飲んでしまった事、胃腸薬を飲んでしまったことが気にかかりました。

たまにオリンピックアスリートが医薬品に微量に含まれる成分に気付かず飲んでしまい、失格になるというニュースがありますので注意が必要です。

2019年6月1日土曜日

予備自衛官補(技能)の試験について


試験当日の持ち物について

試験当日の持ち物は受験票と一緒に受け取った受験案内に書いてありました
  • 受験票
  • 筆記用具(黒ボールペン、鉛筆またはシャープペン、消しゴム)
  • 身体検査票、問診票
  • 眼鏡またはコンタクトレンズ(レンズケースも)
  • 男女ともにTシャツ(無地黒系)、短パン(金属の付いていないもの、ハーフパンツ)
  • 昼食

技能公募の試験内容について

予備自衛官補技能公募の試験は
  • 口述試験(個別面接) 1人20分程度
  • 身体検査
  • 筆記試験(小論文) 1時間
  • 適性検査 
があります。

試験日当日、会場の駐屯地に7時30分~8時10分の間に集合します。まず、駐屯地の門で受験票を提示し、チェックを受けます。首からゲスト札をぶら下げて他の受験者を待ちます。私は8時少し前に到着しました。受付には2~3名しかいなかったので、「今年は受験者が少ないのかな?」などとのんきに考えていました。


試験会場へはマイクロバスで

駐屯地の敷地はかなり広く、マイクロバスで試験会場へ。会場についてみて驚いたのが、すでに50名以上受験者が着席していたという事です。私は自分では早めに着いた、と思っていたのですが、他の受験者はもっと早く到着していたようです。

玄関で靴からスリッパに履き替え、受験の受付をします。その後、受験する部屋へ入ります。大学の講義室のような場所で、200人くらい着席できるようなスペースでした。座席には到着した順番に前詰めに座っていきました。

机の上にはA3サイズくらいのビニールバッグが置いてあり、その中に貴重品などを入れて、身体検査や面接試験会場に向かうとの説明がありました。

口述試験と身体検査が並行して行われる

試験開始前に、8人程度の班分けが発表されます。このとき、班が一緒になった人と、何か組んで作業をするということはありません。呼び出しの順番が発表されるときに、「各班の2番の人集合して下さい」などとしようされます。自分が何班の何番なのかメモをしておかなければ、後で色々困るので気を付けなくてはいけません。

人数が多いので、効率よく試験を終わらせるために、口述試験と身体検査が並行して行われ、口述試験をしている間に、別の人は身体検査を受けます。

15時くらいから適性検査

全員の口述試験と身体検査が終わった後に、適性検査があります。技能の適性検査には一般教養はありません。自動車運転免許などで実施されるものとほとんど同じで、短い質問に対して「はい」「いいえ」で答えるものです。
内容は
「異性に関することで頭を悩ませたくない」
「現在が今までで一番健康だ」
「小さな物音ですぐに目が覚める」
といったような内容です。

あまり考えなくても、精神的に問題があるように感じる問題については「いいえ」を選べば大丈夫だと思います。

小論文は1時間

A4の紙に線が引いてあり、28行の記入欄があります。文字の大きさによると思いますが、700字~800字の小論文になります。
私の試験の時は「あなたの持つ技能(国家資格)で予備自衛官補としてどのように貢献できるか」といったような問題でした。私は地本で小論文の添削などをしてもらっていたので、あらかじめ2つのテーマの小論文を準備していました。

一つは「予備自衛官を志願するにあたり、自衛隊の活動についてあなたの感じていることを書きなさい」というもの、もう一つは「予備自衛官補の志望動機と自分がどのように貢献できるか」という内容でした。

私の大学は実技が重視される学科でしたので、小論文のように文章を書いたことがなく、書いたとしても作文程度でよかったので、小論文の試験前には、自分なりに準備を行いました。

小論文の試験に不安がある人は地本で添削をしてくれますので、早めに相談に行きましょう



次回からは試験内容を詳しくレポートしていきます。
それではまた~